旅行の常識、アウトバウンドってなに?

旅行の質問
先生、「アウトバウンド」って、海外旅行に行くことって意味なのはわかったんですけど、なんで海外旅行に行くことを「アウトバウンド」って言うんですか?普通の日本語じゃないですよね?

旅行研究家
良い質問だね!確かに「アウトバウンド」は、普段私たちが使う日本語とはちょっと違う響きがするよね。これは英語から来ている言葉で、「out(外へ)」と「bound(向かう)」を組み合わせた言葉なんだ。つまり、自分の国から外へ向かう旅行という意味になるんだよ。

旅行の質問
なるほど!だから海外旅行に行くことを「アウトバウンド」って言うんですね!じゃあ、反対に外国から日本に来る旅行はなんて言うんですか?

旅行研究家
その通り!よく気づいたね。外国から日本に来る旅行は「インバウンド」って言うんだ。「in(中へ)」と「bound(向かう)」を組み合わせた言葉で、日本を「中」として、そこへ向かう旅行という意味になるんだよ。
アウトバウンドとは。
「海外旅行」という言葉の中には、「自分の国から外国へ行く旅行」という意味の「アウトバウンド」という言葉があります。たとえば、日本に住んでいる人が外国へ行くことを指します。反対に、外国に住んでいる人が日本へ旅行をする場合は「インバウンド」という言葉を使います。1980年代後半になると、日本の人々がもっと外国を知ったり、貿易で利益を出しすぎるのを調整するために、「テンミリオン計画」という、日本人が海外旅行に行くことをすすめる政策が始まりました。1990年には、当時の好景気の影響もあり、目標としていた人数を達成しました。2000年には海外旅行へ行く日本人は1700万人を超えましたが、反対に日本へ来る外国人は500万人に届かず、とても少ない人数でした。さらに、日本の景気が悪くなってきたことから、外国のお金をもっと日本に入れてもらうために、今度は外国人を日本へ呼ぶ「テンミリオン計画」が発表されました。しかし、諸外国からは、日本人が海外旅行をする方が経済効果が大きいという声があったため、最終的には海外へ行く日本人も、日本へ来る外国人も同じくらい増やせるような政策を行うことになりました。
アウトバウンドの意味

– アウトバウンドの意味
「アウトバウンド」とは、簡単に言うと、自分の国から外国へ旅行することを指します。私たち日本人にとっては、ハワイやヨーロッパなど、日本以外の国へ行くことが「アウトバウンド」に当たります。
具体的には、観光やレジャー、ビジネス、留学など、様々な目的で海外へ行くことが含まれます。飛行機や船などを利用して、国境を越えて移動するのが特徴です。
旅行雑誌やニュースなどで「アウトバウンド需要」という言葉を見かけることがあります。これは、海外旅行へ行く日本人の人数が増えているか減っているか、その需要を表しているのです。例えば、「アウトバウンド需要が高まっている」という表現は、海外旅行へ行く日本人が増えていることを意味します。
反対に、国内旅行は「インバウンド」と呼ばれます。外国人観光客が日本へ旅行に来ることも「インバウンド」の一つです。近年では、日本を訪れる外国人観光客が増加しており、インバウンド需要の高まりが注目されています。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| アウトバウンド | 自国から外国への旅行 (例: 日本人がハワイへ行く) |
| インバウンド | 外国から自国への旅行 (例: 外国人が日本へ行く) |
アウトバウンドの反対はインバウンド

私たちが普段何気なく使っている「アウトバウンド」という言葉。これは、日本から海外へ旅行することを指しますよね。では、その反対は?そう、「インバウンド」です。これは、海外から日本へ旅行に来ることを意味します。
近年、ニュースや新聞で「インバウンド」という言葉を耳にする機会が増えたと思いませんか?それは、日本を訪れる外国人観光客が急増しているからです。街を歩けば、大きなリュックサックを背負ったり、スーツケースを引いたりする外国人観光客の姿をよく見かけるようになりました。彼らが日本に滞在することで、宿泊施設や飲食店、お土産屋さんなどが潤い、日本の経済にも良い影響を与えています。
このように、人と人との行き来が活発になることは、国と国との相互理解を深め、より良い関係を築くためにも大変重要です。外国人観光客の増加は、私たちにとっても、日本という国を再認識し、その魅力を再発見する良い機会になるのではないでしょうか。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| アウトバウンド | 日本から海外への旅行 |
| インバウンド | 海外から日本への旅行 |
アウトバウンドの歴史

– アウトバウンドの歴史
1980年代後半、日本は経済大国として世界に名を馳せていました。しかし、その一方で、輸出が輸入を大きく上回る貿易黒字を抱え、国際社会から批判的な目を向けられることも少なくありませんでした。こうした状況を打開すべく、日本政府は「テンミリオン計画」という、当時としては画期的な政策を打ち出しました。
この計画の目的は、より多くの日本人に海外旅行を体験してもらうことでした。当時、海外旅行は一部の富裕層だけの特権と思われていましたが、政府は国民所得の向上を背景に、一般の人々にも海外旅行を身近なものにしたいと考えました。そして、日本人が海外で積極的に消費することで、貿易黒字の是正にも繋がると期待したのです。
この計画は、国民の間に海外旅行への関心を高めるための様々なキャンペーンや、旅行費用の負担軽減といった施策も功を奏し、1990年には目標としていた年間1,000万人の海外旅行者数を達成しました。その後も、日本人の海外旅行熱は高まり続け、バブル経済の崩壊後も、海外旅行者数は増加の一途を辿ることになります。
| 時代背景 | 政策 | 目的 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1980年代後半 – 日本は経済大国 – 貿易黒字による国際社会からの批判 |
テンミリオン計画 – より多くの日本人に海外旅行を体験してもらう |
– 海外旅行を一般庶民に身近なものにする – 国民所得の向上 – 海外での消費促進による貿易黒字の是正 |
– 1990年に年間1,000万人の海外旅行者数を達成 – バブル経済崩壊後も海外旅行者数は増加 |
インバウンドの増加

21世紀に入ると、日本経済は長く続く低迷の波に飲まれ始めました。経済活性化が喫緊の課題となる中、政府は新たな活路を見出すべく、海外からの旅行客誘致に力を注ぎ始めました。これは、海外から多くの人に来日してもらい、日本でお金を使ってもらうことで経済効果を狙う、「インバウンド」と呼ばれる政策です。
2000年には、政府は「テンミリオン計画」を発表し、年間1,000万人もの外国人旅行客の誘致を目標に掲げました。これは、当時の外国人旅行者数が年間約480万人であったことを考えると、非常に意欲的な目標でした。
しかし、この計画に対して、海外からは疑問の声も上がりました。それは、日本人が海外旅行で使うお金の方が、経済効果が大きいのではないかという指摘でした。つまり、「アウトバウンド」と呼ばれる、日本人が海外旅行へ行くことによる経済効果も見逃せないという意見です。
これらの意見を踏まえ、現在では、インバウンドだけに偏ることなく、アウトバウンドとインバウンドのバランスを重視した政策が取られるようになっています。これは、海外からの旅行者を増やすだけでなく、日本人が海外へ行くことも促進することで、より大きな経済効果を生み出そうという考えに基づいています。
| 政策 | 説明 | 目的 |
|---|---|---|
| インバウンド | 海外からの旅行客を誘致する政策 | 外国人旅行客に日本でお金を使ってもらい経済効果を狙う |
| アウトバウンド | 日本人が海外旅行へ行くことを促進する政策 | 日本人が海外でお金を使うことで経済効果を狙う |
まとめ

旅行には大きく分けて二つの流れがあります。一つは自国から外国へ向かう「アウトバウンド」、もう一つは外国から自国へ向かう「インバウンド」です。近年、日本国内では、海外からの旅行者を積極的に受け入れる「インバウンド」に大きな注目が集まっています。これは、日本経済の活性化を促すための重要な戦略として位置付けられています。
しかし、だからといって「アウトバウンド」、つまり日本人が海外へ旅行することの価値が薄れるわけではありません。「アウトバウンド」は、日本人にとって、異なる文化や価値観に触れ、視野を広げ、人間的な成長を促す貴重な機会を提供してくれます。また、海外で日本の魅力を再発見し、帰国後にその魅力を国内外に発信する「民間外交官」としての役割を担うこともあります。
真に豊かな国際交流を実現するためには、「インバウンド」と「アウトバウンド」の両輪をバランスよく発展させていくことが不可欠です。「インバウンド」によって日本の魅力を世界に発信し、「アウトバウンド」によって日本人が世界の多様性を吸収することで、日本と世界の相互理解が深まり、より良い未来を創造していくことができると信じています。
| 旅行の流れ | 説明 | 効果 |
|---|---|---|
| アウトバウンド (日本人が海外へ旅行) |
日本人が外国へ行く旅行 | – 異文化理解 – 視野拡大、人間的成長 – 海外での日本の魅力再発見 – 民間外交官としての役割 |
| インバウンド (外国人が日本へ旅行) |
外国人が日本へ来る旅行 | – 日本経済の活性化 – 日本の文化発信 |
