旅行業界の専門用語「NET額」って何?

旅行の質問
先生、「NET額」ってどういう意味ですか? 旅行会社でチラシを見ていると、よく見かけるのですが、いまいちよく分かりません。

旅行研究家
良い質問ですね。「NET額」は、簡単に言うと、航空会社と旅行会社の間で決められた、実際の運賃のことです。普段私たちが目にする航空券の値段とは違うんですよ。

旅行の質問
えー!普段見ている値段と違うんですか? 何だかややこしいですね…。

旅行研究家
そうですね。航空券の値段は、色々な要素が組み合わさって決まるので、複雑なんです。でも、「NET額」を理解すると、旅行会社がどのように航空券を販売しているのか、少しだけ分かるようになるかもしれませんよ。
NET額とは。
旅行業界で使われる「NET額」とは、航空会社と旅行会社の間で取り決めた、航空券に書かれた金額とは異なる運賃のことです。
・1A精算は、幅運賃精算方式の一つで、NET額またはKB額を暗号化して入力する方法です。
・2A精算も、幅運賃精算方式の一つですが、NET額を暗号化せずに、そのまま入力する方法です。
旅行会社と航空会社の特別な約束「NET額」

旅行の計画を立て、いざ航空券を購入しようとするときに目にするのは「券面額」という金額です。これは、航空会社が一般的に設定している航空券の料金です。しかし実は、旅行業界には「NET額」と呼ばれる、一般には公開されていない特別な運賃が存在します。
このNET額は、航空会社が旅行会社に対して、より多くの旅行者に航空券を販売してもらうために設定する特別な料金です。航空会社は、旅行会社と特別な契約を結び、一般の旅行者には公開しない割引料金を提供しています。旅行会社は、このNET額を基準として、お客様へのサービス料や販売手数料などを加え、最終的な旅行代金を決定します。
私たち旅行者は、航空券を単体で購入する場合には、このNET額を見ることはできません。しかし、旅行会社が企画するパッケージツアーに参加する場合には、このNET額が反映されたお得な航空券を利用できる可能性があります。
つまり、航空券は、航空会社から直接購入する方法と、旅行会社を通じて購入する方法の二つがあり、それぞれ料金設定が異なる場合があるということを知っておくことは大切です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 券面額 | 航空会社が一般的に設定している航空券の料金 |
| NET額 | 航空会社が旅行会社に対して設定する特別な料金(一般非公開) |
| NET額の利用 | 旅行会社が企画するパッケージツアーなど |
「NET額」と「幅運賃」の関係

飛行機のチケットの値段は、一見すると分かりにくい仕組みになっています。その複雑さの理由の一つに、「幅運賃」と呼ばれる制度があります。
幅運賃とは、簡単に言うと、航空会社が国際的なルールを決めている組織であるIATA(国際航空運送協会)に登録している基本的な運賃のことです。航空会社は、この幅運賃をベースにして、実際の販売価格を決めています。
しかし、飛行機のチケットの値段は、需要や競争など、様々な要因によって常に変動しています。そのため、航空会社は、旅行会社に対して、幅運賃から割引いた「NET額」を設定することがあります。
私たちが旅行会社で目にする飛行機のチケットの値段は、多くの場合、このNET額を基準に決められています。つまり、同じ飛行機の同じ座席でも、旅行会社によって値段が異なる場合があるのは、航空会社から提示されるNET額が異なるためなのです。
航空券の料金体系は複雑ですが、幅運賃とNET額の関係を理解することで、飛行機のチケットをよりお得に購入するためのヒントが見えてくるかもしれません。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 幅運賃 | IATAに登録されている航空券の基本運賃 |
| NET額 | 航空会社が旅行会社に提示する、幅運賃から割引いた金額 |
| 旅行会社が販売する航空券の価格 | NET額を基準に決定されるため、同じ座席でも旅行会社によって価格が異なる場合がある |
「1A精算」と「2A精算」

旅行代理店が航空券を発券する際、航空会社への送金に利用する金額の計算方法には、「1A精算」と「2A精算」という二つの方法が存在します。
「1A精算」は、航空券の運賃や税金などを差し引いた「NET額」と呼ばれる金額、または航空会社が設定した手数料などを加算した「KB額」と呼ばれる金額を、パスワードのような特別な符号に変換して旅行代理店が航空会社に伝える方法です。この符号化された情報は、第三者に解読されにくいという点で、機密性の高い情報として扱われます。
一方、「2A精算」では、NET金額を符号化せずに、そのままの金額で航空会社に伝えます。そのため、1A精算に比べると、情報の機密性は低くなります。
どちらの精算方法が採用されるかは、航空会社と旅行代理店間の契約によって異なります。一般的には、大手航空会社や国際線では、より安全性の高い1A精算が採用される傾向があります。
| 精算方法 | 説明 | 安全性 | 適用例 |
|---|---|---|---|
| 1A精算 | 運賃などを符号化して送金 | 高い | 大手航空会社、国際線 |
| 2A精算 | 運賃などをそのまま送金 | 低い | – |
旅行者にとって「NET額」を知るメリット

旅費を節約したいと考える旅行者にとって、航空券の「NET額」は、重要な鍵となります。NET額とは、航空会社が独自に設定する運賃の原価のようなもので、燃油サーチャージや空港使用料などの諸費用が含まれていません。旅行会社は、このNET額を基準に手数料などを加算して、最終的な旅行代金を決定します。つまり、NET額が低い時期や路線を選ぶことが、旅費を抑えるための有効な手段となるのです。
航空券の価格は、需要や季節、曜日などによって常に変動しています。しかし、NET額はこれらの変動要因に加えて、航空会社の販売戦略や競合状況なども反映されるため、旅行者にとってより複雑で分かりにくいものとなっています。そのため、旅行会社が提示するツアー料金や航空券代金だけを比較するのではなく、NET額にも目を向けることが重要です。
航空会社のウェブサイトや旅行情報サイトでは、NET額を公開している場合があります。これらの情報源を活用したり、旅行会社に問い合わせたりすることで、NET額を把握することができます。また、航空会社が独自に実施するキャンペーン情報も参考にすると良いでしょう。例えば、早期予約割引や特定の曜日限定割引などは、NET額自体が割引になる場合があり、よりお得に航空券を購入できる可能性があります。
旅行の計画を立てる際には、航空会社のキャンペーン情報だけでなく、NET額についても意識することで、より賢く、お得に旅を楽しむことができるでしょう。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| NET額とは | 航空会社が独自に設定する運賃の原価。燃油サーチャージや空港使用料などの諸費用は含まれない。 |
| NET額のメリット | NET額が低い時期や路線を選ぶことで、旅費を抑えることができる。 |
| NET額の確認方法 | 航空会社のウェブサイト、旅行情報サイト、旅行会社への問い合わせ |
| NET額をお得にする方法 | 航空会社のキャンペーン情報(早期予約割引、特定曜日限定割引など)を活用する。 |
