その他 旅行業界のレガシー:Linkageを振り返る
少し前の時代には、旅行業界では各旅行会社が個別に情報システムを構築するのではなく、航空会社が中心となって開発・運用する共通の情報システムを利用するのが一般的でした。このシステムの中核を担っていたのが、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、日本エアシステム(JAS)といった日本の主要航空会社が共同で利用していた専用回線「NOA」です。当時の旅行会社では、このNOA回線に接続し、緑色の文字が映し出される端末「グリーンディスプレイ」を使って航空券の予約状況を確認したり、空席を確保したりするのが日常業務でした。NOA回線は、旅行業界に革新をもたらした画期的なシステムでしたが、時代と共に進化の波は押し寄せます。NOA回線を利用して動作するシステムは数多く存在しましたが、その中でも特に旅行会社で広く利用されていたのが「Linkage」というシステムです。Linkageは、旅行会社向けに特化した予約システムとして開発され、多くの旅行会社で長きにわたり利用されていました。
